グァンス(超新星)、セヨン(MYNAME)が陣内孝則、諸星和己らと舞台「Honganji」公開稽古 取材レポート!

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来る1月20日(水)大阪・新歌舞伎座にて幕を開けるスター★シアタープロデュース作品 舞台『Honganji』。開幕に先駆けて、1月13日(水)マスコミ向けに舞台稽古が公開された。

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韓国からは超新星のグァンスMYNAMEのセヨンがゲスト出演し、陣内孝則、水夏希、市川九團次、諸星和己という豪華なキャスト陣と、演出のウォーリー木下を迎え公開稽古終了後には囲み会見も行われた。

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舞台『Honganji』は、天魔(サタン)と恐れられた織田信長と、そこにはだかる仏門のカリスマ、石山本願寺・顕如らの生き様を鮮烈に描いた戦国ドラマ。舞台稽古では、3つのシーンを公開、存在感のある織田信長役の陣内を中心に、キャストがそれぞれ個性光る気合の入った激しい立ち回りや迫力の演技を見せてくれた。

今回、超新星のグァンスとセヨンは、防官であり猿楽にも明るい下間仲孝(しもつまなかたか)の息子。武官として優れ、踊りも愛した若き本願寺の護り手、本願寺とために信長勢と戦う下間仲世(しもつまなかとし)をWキャストで演じる。グァンスは、肉体美が際立つタンクトップ姿で見事なアクロバティックなパフォーマンスを見せると、セヨンは、二刀流の見事な殺陣シーンを披露した。

会見では、後列に立ったグァンスとセヨン。初めて日本の舞台への出演からか、はじめは緊張気味の表情だったが、主演の陣内孝則と諸星和己らが中心に場を盛り上げ、終始笑いに包まれた会見となった。

Q.(織田信長役の)陣内さん、どんな感じの信長になりそうですか?
陣内:持ち前の透明感とか爽やかさとかを消した信長を演じたいと思います(笑)

Q.激しい立ち回りがありましたが。
陣内:本来、社会派の俳優なので、あまりアクションとかはやってなかったのですが、多少は見せないと…あれが(公開稽古で見せたシーン)がほとんどです。

Q.今回はコミカルな部分は封印ですか?
陣内:今回は真面目に…いつも真面目にやってますが(笑)今回クールな信長をやりたいと思います。

Q.水夏希さん、難しいシーンもあると思いますが気を付けている点は?
水夏希:非常に難しく、今も続いている宗教で、お坊さんにいろいろお話をうかがったりして、所作は凄く気を付けています。

Q.様々なバックボーンの組み合わせで味がでてくる舞台になると思いますが、いかがですか?
水夏希:センターの取り合いみたいなシーンがありますね。
陣内:どっちかっていうと僕は控え目なんですけどね。かー(諸星)くんが前に前に出てくるんです。
諸星:癖なのですみません(笑)
陣内:かーくんはニューヨーク帰りで腕上げてますから…僕に指図するんですよ、立ち位置違いますよって。
諸星:(陣内さんは)すぐ忘れちゃうんです、どっから出るとか。
陣内:きっかけをかーくんに出してもらってます。

Q.かなり和やかな雰囲気ですか?
諸星:そうですね
陣内:いっぱい、いっぱいです自分は。

Q.市川さん、歌舞伎の雰囲気と違いますか?
市川:そうですね。今回は自分で役を作っていくということで、周りと相談しながら、だいたいウォーリー先生の言った通りにやってます。

Q.この戦国時代をどう描いていこうと思いましたか?
ウォーリー木下:僕らが住んでる世界とは違う場所ということを認識しながら作っていますけど、テーマが戦争ではなくて、もっと別のいろんなものがあるので、気を付けていますし、沢山の人間ドラマが巻き起こって、綺麗に、にぎやかに楽しんでいただけたらいいなと思います。

Q.稽古を始めて、仕上がり感はいかがですか?
陣内:あとちょっとで万全に仕上がるんじゃないですか。今までにない演劇が。まずウォーリーさんはプロジェクションマッピングと演劇を融合させた新しい形を志している方なので、面白いものになるし、これだけ多彩で、韓国からも来て頑張ってらっしゃるので、かなり面白いものになると思っています。

Q.諸星さん、今回は鉄砲傭兵隊のリーダーですが悪役ですか?
諸星:悪役というわけではないですが、「雑賀衆を制する者は全国を制する」と言われているくらい強い役で、リーダーをやらせて頂いています。雑賀孫一は市川さんと同じで襲名されている名前なので、どの時代の雑賀孫一がやっているか分からないんです。謎の部分で今の時代を僕が演じています。根本的に昔のことは分からないので、どう伝えていこうか、気持ちやメッセージをどう伝えるかを考えています。

Q.激しいシーンが沢山ありますが、諸星さんの一番の見どころのシーンは?
諸星:僕が立ってればいいんじゃないですか?(笑)
陣内:すみません、今、調子に乗ってるもんで!(笑)普段はこんなに調子に乗ってる男じゃないんで!記者会見だとつい調子にのっちゃうんです。

Q.セヨンさんとグァンスさんも日本の舞台で激しい動きをされていましたがいかがですか?
グァンス:韓国でも何度か舞台をやらせてもらって、今回日本で初舞台なので光栄ですし、初めてのこととか、最初は凄く心配でしたが、凄い楽しく毎日稽古しています。
セヨン:同じ気持ちです。やっぱり初舞台ですから難しいこともいっぱいあるんですけど、いろんな先輩たちが助けてくれるので、楽しいです。

Q.日本の舞台をやってみて、どんな魅力がありますか?
グァンス:すごい日本で実力派の俳優さん、役者さん、陣内さんとか…
陣内:いやいや、俺は実力派じゃないから。人柄だけで来てるから~
グァンス:陣内さんとか諸星さんとか、共演しながらいろんなことが勉強できるので、超新星のメンバー4人が、今年最後の公演が終わったら軍隊に入隊するので、入隊前の最後の個人の仕事で、『Honganji』を通じて凄くいろんな勉強が出来て、行く前の最後の仕事が『Honganji』で良かったです。
セヨン:同じ考えです。
陣内:おまえ、オリジナリティーないのかよ!(全員爆笑)

Q.ほんとにいろんなジャンルの方が舞台に立つということで、まとめ役は陣内さんですか?
陣内:そうですね、(みんなに)焼肉とか、モツ鍋とか食わせたんです。かー君は一番メールくれるんですよ。大丈夫ですか?頑張ってくださいって。
諸星:やっぱり先輩ですし、誕生日が一緒なんで。
陣内:だいたい腹が読めるんですよね。

Q.最後に意気込みをお願いします。
陣内:アラブのことわざに人が幸せになるための5つの方法というのがあります…それはさておき、ぜひご覧ください!(全員笑)みんなが集まって、歌舞伎の九團さん、宝塚の水夏希さん、一世を風靡をした(元)光GENJIのかーくん、超新星のグァンス、MYNAMEのセヨンもいるし日韓友好も兼ねてますので、私はその中に混じって、密やかに咲くひなげしの花のような演技をしてます。(笑)舞台『Honganji』ぜひご覧ください!

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本作は、日本の歴史上絶大な人気を誇る織田信長と、信長を”憑き“動かす平将門、そこに立ちはだかる仏門のカリスマ「石山本願寺・顕如(けんにょ)」、さらには戦国最強の鉄砲傭兵集団・雑賀衆…と、混沌の乱世に咲き乱れるそれぞれの正義や生き様を鮮烈に描き出す「戦国人間ドラマ」です。史実を基にしながら、プロジェクションマッピングなど最新鋭の映像技術を用いた、斬新奇抜な時代劇。
演出は、劇団sunday代表でありながら外部公演も多数手掛け、またスコットランド・エジンバラ演劇祭にて5つ星を獲得、海外からも高い評価を得ているウォーリー木下。出演は、コメディーからシリアスまで幅広い演技で唯一無ニの存在感を示す陣内孝則、次代を担う若手歌舞伎俳優の一人として活躍中の市川九團次、そして自ら出演するSHOWの構成・演出も務めるなど表現の幅を広げる水 夏希、さらに、歌手・タレント活動のほか近年映画やミュージカル作品に多数出演し俳優としての活躍が目立つ諸星和己といった、本作の壮大さに華を添える実力派キャストで送る。

【公演概要】
公演名:スター★シアタープロデュース作品 舞台『Honganji』
原作:保志忠彦
演出:ウォーリー木下
脚本:斎藤栄作
衣装デザイン:小篠ゆま
題字:紫舟

出演:陣内孝則、市川九團次、水夏希、諸星和己
大橋吾郎(特別出演)、渡辺大輔、滝口幸広、佐野和真、ルウト ほか
ゲスト出演:Wキャスト グァンス(超新星)、セヨン(MYNAME)
料金:S席 13,000円/A席 10,000円(全席指定・税込)

※未就学児童の入場不可。
※車いすをご利用のお客様は、車いすのスペース席(イープラスのみで販売)をご購入ください。

2016年
1月20日(水)~24日(日) 大阪・新歌舞伎座
1月29日(金)~31日(日) 名古屋・中日劇場
2月17日(水)~27日(土) 東京・EX THEATER ROPPONGI




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