俳優イ・ミンホが別名「イ・ミンホ馬油パック」に対して法的対応に乗り出した。

10日、韓国のマスコミは、イ・ミンホの所属事務所が去る5日、ソウル中央地裁に「イ・ミンホ馬油パック」が自身の肖像権を侵害したとして、販売禁止仮処分申請したと伝えた。「イ・ミンホ馬油パック」を販売している店舗4カ所について販売を中止する仮処分申請を提起したという。

これについて、イ・ミンホの所属事務所の関係者は、「『イ・ミンホ馬油パック』とイ・ミンホの顔が載ったパックが市販されていることを確認した。中華圏などで反応が良く、メーカー側が投資家を誘致するために使ったようだ。もちろん、イ・ミンホの肖像権を侵害した部分もあるが、二次的な投資被害が出ないようにするために仮処分申請をすることになった」とコメントした。

該当の製品は、馬油が含まれたマスクパックで、製品包装にドラマ「シンイ-信義-」の中のイ・ミンホの写真が含まれている。このイメージが、イ・ミンホの意思とは無関係に無断で使用されたというのがイ・ミンホ側の主張だ。「イ・ミンホ馬油パック」は、イ・ミンホの人気が相まって韓国国内だけでなく海外でも輸出、販売されている。

2012年に放送されたドラマ「シンイ-信義-」の制作者である「シンイ文化産業専門会社」が、イ・ミンホ側と協議せずにドラマの中のイ・ミンホの写真を「馬油パック」メーカーに使用するようにしたとされているが、「シンイ文化産業専門会社」は、ドラマ「シンイ-信義-」の制作のためだけに設立された特別目的法人(SPC)で、現在は実体がない状態だ。そのため、イ・ミンホの所属事務所は、肖像権の無断使用に対する法的対応として、メーカーを相手に裁判所に販売禁止仮処分申請をすることになった。