ドラマ『シークレット・ガーデン』『私の名前はキム・サムスン』などで日本でも絶大な人気を誇る俳優ヒョンビンが、除隊後初となる日本でのファンミーティング『HYUN-BIN Japan Premium Event 2014～再会～』を2月15日（土）パシフィコ横浜で開催した。

2週続けて雪に見舞われた関東地方。前日にも雪が降り心配されたイベントだったが、超満員となった会場は熱気に包まれ、白いスーツと胸ポケットに赤いチーフを添えたヒョンビンが、一段と男らしくなった姿でステージに登場すると大歓声の渦となった。

久しぶりに会うファンを前に「とても会いたかったので会えて嬉しい。大変な天気のなか来てくれてありがとうございます。その分、素敵な思い出を作っていきたい。皆さんと旅をしているような時間を過ごしたいと思います」と喜びを語った。

ドラマ『チング～愛と友情の絆～』OSTより『僕のものにならない君』をしっとり歌い、椅子に座ると待っていてくれたファンとの再会の喜びを綴った手紙を朗読した。

14日がバレンタインだったこともあり、来日した前日には、ハートの形のチョコを作りに奮闘したVTRが公開され、このイベントではデコレーションに挑戦！
ドラマ『私の名前はキム・サムスン』では「キム・ソナさんのお菓子作りを見ていただけ」と言うヒョンビンは、普段料理は、「両親を一緒に暮らしているのでほとんどやらないです」と、ピンクのエプロンを身に付け、慎重にデコレーションを始めた。最後の仕上げにチョコペンを持つと、震えた手で「HB」とイニシャルを添え完成させた。

出来上がったチョコレートは、開演前に自ら選んだ座席に座るファン6人にプレゼント。さらに身に付けていたエプロンもサインをして急遽プレゼントされた。「楽しかったです。素敵なプレゼントになったかな？」というヒョンビン。手作りチョコをゲットしたファンには、たまらないプレゼントとなった。

歌『Merry you』では歌いながらカラーボールが発射するバズーカや、直接カラーボールを客席に向けて投げて会場を盛り上げた。次に、いつも愛してくれるファンへのメッセージVTRが流れると「歌詞がとてもいいので聞いてもらいたい」と選んだ曲、『昔の愛』では男女のダンサーがバックで踊り、優しい歌声を披露した。

トークコーナーでは沢山の質問に答えてくれた。
Q．役作りについては「セリフを覚える前に外見を作っていくようにしている。次のステップとして話し方などを積み上げていくようにしている」と語り、Q.次の作品へは時間がかかるタイプか？には「早く抜け出すほうだが、『チング』の撮影後の化粧品のCMでは、“瞳の中に殺気がある”と言われて少し時間を置いて撮り直しをしました」と苦労したことを語った。
Q．役選びの基準には「シナリオを読んで決めます。面白くてやりたいという思いがなければ伝わらないので」と答え、俳優としての喜びを感じる時は「演じている時や撮影現場の空間。皆さんに伝わっていると感じ取ってもらえる、伝わっていると感じた時に喜びを感じます」と答えた。

今年の5月に韓国で公開される映画「逆鱗（げきりん）」では、初の時代劇で王様役を演じ、鍛え上げられた見事な背中を披露していることについて台本の「細やかな背中の筋肉」という一文を受けて、1ヶ月半の食事制限と、３、４カ月かけてトレーニングをした」と撮影エピソードを語った。また、「撮影中はファンの方が食事やケータリングを用意してくれて、私もスタッフも喜んでくれた。ファンに感謝します」と支援してくれたファンに感謝を述べた。

「逆鱗」は、暗殺の脅威に悩まされる朝鮮の王の実話。22代目の王である正祖が経験する一夜の事件を描いた作品。

＜ヒョンビンとCM作り＞では、ファンの「ヒョンビンおかえり！」などの掛け声に、「ただいま、皆さん、愛してます」とヒョンビンが答えてCMの撮影を行なった。一発OKの撮影に「一緒に盛り上げてくれて、ずっと頭に残っていそうです」と嬉しそうに語った。

＜会場のファンからの質問＞では
Q.日本で何を食べたいですか？に「昨日の夜はしゃぶしゃぶを食べました。今日はまだ食事してないので悩んでいますが、何がいいでしょうか？」と逆にファンに質問すると「お寿司」という案に「分かりました（笑）」と答えた。Q.最近見た映画は？には『バトラー』というハリウッド映画と、以前共演したチョン・ジェヨン、ハン・ジミンの『プランマン』と答え、Q.軍隊に行く前と後では気持ちの変化はありましたか？という記者のような質問には「いろんな変化があって、考え方も視野も広がった。軍隊で自分を振り返ることが出来たので僕自身は変わったと思う」と成長出来たことを真摯に振り返った。

『シークレットガーデン』OST『その男』を披露し、先ほど撮影し完成したCMを鑑賞。
最後に「3年10か月ぶりの日本、待っていてくれてありがとうございます。ずっと会いたかったのでようやく会えて本当に嬉しい。今日は素敵な思い出が出来ました。皆さんにとってもいい思い出になれば嬉しいです。これから素敵な作品でまた皆さんと向き合えるように努力していきます」「また旅立ちますが必ず戻ってきます。また会いましょう！」とファンとの再会を誓い「愛してます！」と、ステージ上の階段を上って深くお辞儀をして消えていった。

拍手喝采が鳴り止まず、アンコールが起きると再び再登場したヒョンビンは、ステージの左右に移動しながらファンに手を振り、「ありがとうございます。次回また会いましょう！」と力強く叫び、ファンを目に焼き付けるように会場を見渡しながらステージを後にした。

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