感古堂通り(カムゴダンギル)

感古堂通り(カムゴダンギル)
仁寺洞通りの北側の出入口・地下鉄3号線安国(アングク)駅の北側、徳成女子高(元・感古堂)と豊文女子高(元・安洞別宮)を挟んだ2本の短い路地。1つは「別宮通り(ピョルグン)」で、もう1つが「感古堂通り(カムゴダンギル)です。どちらもおしゃれなカフェやギャラリーなどが立ち並ぶ、ソウルっ子に人気のデートコースで、感古堂通り(カムゴダンギル)は、豊文(プンムン)女子高から徳成(トクソン)女子中学校と徳成女子高前を通り過ぎ、正読(チョンドク)図書館前までと続く短い通りを呼びます。

感古堂とは、もともと朝鮮王朝19代王粛宗(スクジョン)が仁顕(イニョン)王后の両親のために建てた家でした。その後、第26代王高宗(コジョン)の妃、明成(ミョンソン)皇后も感古堂で8年暮らし王妃となりました。感古堂という名は、明成(ミョンソン)皇后の親戚の祖母に当たる仁顕(イニョン)王后を思い浮かべ付けられたと言われています。徳成女子高の位置にあった感古堂は、現在はなく、ソウル市南東に位置する、京畿道(キョンギド)驪州郡(ヨジュグン)の道明成皇后生家横に移転されました。

さっそく、感古堂通り(カムゴダンギル)の必須スポットをご紹介しましょう。

1. 徳成女子中・高の感古堂跡

1920年槿花(クンファ)女学校として設立された徳成女子中学校。1945年に名称を変更し、1951年には高等学校も設立。徳成女子高本館西側にあるテニスコートが感古堂のあった場所で、学校正門には感古堂跡を示す石標が建てられています。

2. アートソンジェセンター

現代アート、映画、演劇、舞踊など多彩な芸術文化に触れることのできる複合文化施設 。

3. 正読図書館

美しい風景が広がる桜の並木道と庭園のある図書館

豊文(プンムン)女子高や徳成(トクソン)女子中・高があるあたりは、ひっそりとした石垣通りとなっています。その緑あふれる石垣がなくなると、レストランやカフェ、ギャラリーが立ち並ぶエリアが始まります。その中間には、手作りアクセサリーなどを売る店が並んでいて、まるで2つの色を結ぶかのように見えます。

ここは、学生街ならではのトッポッキ(餅のピリ辛炒め)やラーメンなどの軽食店が多いのも特徴です。「モッシドンナ」という店名のお店もその1つで、ここのトッポッキを食べようと、長い行列ができることもあります。

ここを訪れるのは、学生だけではありません。ギャラリーが増え始めるにつれて、訪れる人の年齢層も次第に幅が広がってきました。アートソンジェセンターに芸術映画を観に来る人も増えてきています。伝統的な韓屋が立ち並ぶ北村(プッチョン)へと続く通りであることから、北村の人気上昇とともにこの通りも広く知られるようになり、今では若いカップルのデートコースとしても有名になりました。

■基本情報
名称:感古堂通り(カムゴダンギル)
住所:ソウル市鐘路区(チョンノ)安国洞(アングクドン)感古堂(カムコダン)ギル
電話番号:02- - 
営業時間:00:00〜00:00
定休日:
交通アクセス:地下鉄3号線安国(アングク)駅の北側


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